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2022.11.21認知バイアスだらけ?

さて、近年、DEIJ
Diversity ダイバシティ   多様性
Equity  イクイティ    公平性
Inclusion インクルージョン 包括性
Justice  ジャスティス   公正

の推進していく中で、

私たちは自分自身の中にある
「バイアス(偏見・思い込み)」を
認識する機会に恵まれます。

DEIJを実現していくには、
まずは、自分や組織内にある
無意識のバイアス
(偏見/思い込み/偏ったモノの見方)を
知る・気づくことから始めようと
言われています。

世の中はバイアスだらけです。
バイアスは、その人のマイルール/常識です。

認知バイアスには、
無意識のバイアスや
アンカリング効果、
ハロー効果など様々あります。

認知バイアス*とは
直感や経験、先入観によって
物事の判断が非論理的・
非合理的になる心理現象です。

*エイモス・トベルスキー(Amos Tversky)と
ダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman)
により1974年に提唱。

無意識のバイアス
(アンコンシャス・バイアス unconscious bias)とは
無意識に起こっている自動的な
思考プロセス/思い込みのことです。

無意識のバイアスは
実体験の積み重ね、
見聞きしたことに影響を受けて
自然に培われて、
自分の常識になっていきます。

だから、日常的な偏見に溢れています。

「中学3年生の親から
子供の進路について相談を受けた」

と聞くと、

親は、「母親」を思い浮かべたかもしれません。

 

「親が、単身赴任中です」

と聞くと、

まず、「父親」が思い浮かぶことがあるでしょう。

この事例から言えることは、
母親や父親を思い浮かべること自体に、
良い悪いはありませんが

私たちは何らかの「判断」をしているわけです。

 

例えば、

「子供の相談をするのは母親だ」

「単身赴任という働き方をするのは、普通、父親だ」

これがアンコンシャスバイアス
(無意識のモノの見方/偏見)です。

 

では、どうしたらいいのか?

一つは、自分自身の「”普通”は、こうだ」という
考え/決めつけに気づくことからでしょう。

認知バイアスは、脳のショートカットです。
いつもの考え方の発動です。

下記、内閣府男女共同感覚局の記事が参考になります。

内閣府男女共同参画局の無意識バイアス(アンコンシャス・バイアス)調査結果

内閣府男女共同参画局「共同参画」アンコンシャス・バイアス

 

そして、チームコーチングを実施している場合は
チーム・組織内の無意識のバイアスを認識することです。

チーム・組織の無意識のバイアスは
チームシステム、関係性に大きく影響しています。

事実なのか、バアイス/思い込みなのか?

まずは、認識/気づくこと。
気づきあうには(気づいたことを声にする)
フィードバックが仕組みとして
機能する必要があります。

気づいたことを無視するのではなく
気軽に声に出しあえる仕掛け(背中を押す)を
セットで考えると良いでしょう。

そして、次に何を選択するのか?
人は、無意識(学習したこと)で動いている時間が多いので
「意識する」を入れると
望ましい新しい無意識/学習が生まれていくことでしょう。