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2022.10.20チームコーチングとは?

さて、近年「チームコーチング」への
関心が世界中で高まっています。

私どもでも企業さまからチームコーチングの
お問合せをいただく機会が増えています。

また、プロコーチやコーチング学習者からの
チームコーチング習得への関心も
高まっています。

最近、よくお問合せいただく内容ですので
今月のプロコーチングで扱います。

(WSC無料メールサービス10月号で
一部、配信した内容です)

「グループコーチングと
チームコーチングの違いは何でしょうか?」

まず、この違いを明らかにすることで
チームコーチングへの扉は開かれるでしょう。

グループコーチングとは
一言で言うと「個人コーチング」です。

チームコーチングの著者
ピーターホーキンズ氏は、

グループコーチングとは、
グループという状況内での
個人コーチングのことであり、

その状況において、
グループメンバーが一人ずつ交代で
「重要なクライアント」となり、
それ以外のメンバーたちは
「その人物のためのコーチングの
リソースの一部」となる。

と言っています。

(著者:ピーターホーキンズ
チームコーチング P102より引用)

 

一方、チームコーチングとは?

ICF* ではチームコーチングとは、

「チームが共通の目的と共有された
ゴールに到達するために、
共創的で内省的なプロセスを通して、

チームの能力と可能性を最大化させるように、
ダイナミクスと関係性の上で成り立つチーム
としてのパートナー関係を築くことです。」

と定義しています。

チームコーチングの文脈でのクライアントは、
複数の個人で構成される
「1 つの実体としてのチーム」です。

(*出典:ICFジャパン
ICFチームコーチング・コンピテンシーより)

 

グループコーチングは、
8人の参加であれば、8クライアントです。
(ICF認定資格の申請では1クライアントとしてカウントします。)

チームコーチングは、
8人の参加であっても、1クライアント(1チーム)です。

チームや組織運営において、
一人ひとりの話を聴くことは
とても重要です。

メンバー/他者の話を聞いていない人は
話を聴くことからはじめてみましょう。

話を聞いてもらうことは
心理的安全性につながります。

そして、個別に一人ひとりの
話を聴くだけでは、部分最適に留まります。

また、聴き手(コーチ的に関わろうとする人)に、
コーチ的な聴くスキルや関係性ができていないと
不満ばかり聴くことになり
聴き手が疲弊してしまいます。

「こんなにしんどいなら、もうやめとおこう」

と途中で諦めて、
聴く関わり方ができなくなっていきます。

部分最適は、全体最適にはならない。

だから、個別対応と同時に
チームコーチング(全体へのアプローチ)が
必要になってきます。

私と私たち。

チームコーチを目指している方には
チームコーチへの道のりで
大切な考え方があります。

弊社のWeメソッド(R)では
クライアントとコーチで、私たち。

チームコーチは2人以上で、
コーチのチームとして機能するよう
共創します。

個人クライアントとは違い
クライアントが1つのチームの場合は
より複雑なことが絡み合っています。

コーチがクライアント(チーム)を
何とかしようと思ったときは
「対立」構造に自ら陥っています。

チームコーチは、個人コーチングより
よりフラット、ニュートラル、対等な
立場位置でクライアントと
パートナー関係を築き続ける
自己管理が必要です。

ジレンマに気づいて、
本来の立ち位置に戻ってくる。

チームコーチングは、
複合的なコーチングスキルが必要です。

そして、スキル以上に
コーチングマインドの高い基準での
体現が必要でしょう。

そして、チームコーチングの
クライアント経験も必要です。

1対1コーチングを提供する
クライアント体験のないコーチは
存在しませんよね。

それと同じです。

チームの対立や混乱を超えた
クライアント経験を持っていることは
大きいリソースです。

チームには見える力と見えない力、
エンジェルと魔物がいるかもしれません。

どんな状況でも本気でクライアントを
信じることができる。

どうやら、組織でリーダーがコーチ的に関わるにも
チームコーチへの道のりも
今の自分を超えていく自己管理能力と
フラットで対等なパートナー構築力を
身につける必要がありそうです。

アドバンスコース(AC)では
チームコーチングのガチのリアル
クライアント経験もできます。

私たちで高い美しい山を共創し、
パーティ(チーム)で登ろう!