2022.05.20キックオフ(kickoff)は成功のカギ
キックオフ(kickoff)とは?
ボールを蹴って試合を開始することを
意味します。
デジタル大辞典泉によると、
1 サッカーやラグビーなどで、
ハーフウエーラインの中央から
ボールを蹴って試合を開始または再開すること。
2 (比喩的に)事業や行事などを開始すること。
「プロジェクトのキックオフ」
「新事業のキックオフイベント」
という意味です。
ビジネスの文脈において、
キックオフとは、プロジェクトを開始することです。
プロジェクトの最初のミーティングは
「キックオフミーテイング/会議」と位置づけます。
キックオフミーティングは、
新しいプロジェクト(試合)を始める
セットアップの場です。
例えるなら、キックオフミーティングは、
結婚式というプロジェクトを成功するために、
両家の顔合わせを行うようなもの。
(わかりずらい例えかしら・・・)
何か他に良い例え(メタファー)はないかしら。
入社式や新入社員研修は、
「社会人というプロジェクト」のキックオフですよね。
私どもでは、人や組織変革を目的とした
プロジェクトコーチング(チームコーチング)を
実施しています。
その経験からも初回のキックオフは
とても大事だと感じています。
言うまでもなく、
クライアントさんは
「初めてだから、お任せします」は
ダメです。
業務を請け負ったコーチ(会社さん)は、
丸投げで任されてはいけません。
チームメンバー全員(社内・社外)で
共創していきましょう。
初めてプロジェクトを任された時に
どう進めたらいいのかわからない/わからなかった
という人がいるかもしれません。
既に社内には効果的な進め方の基本マニュアルが
あるかもしれません。
経験から「キックオフが大事」と
認識している人もいるでしょう。
プロジェクトの成功には、
メンバーの人選は大事。
誰とやるのか?
プロジェクトの規模や目的によって
メンバーは、社内だけではなく、
社外の人も含まれます。
そして、キックオフの目的は、
・プロジェクトの意義・目的の共有
・関係性づくり(メンバーの顔合わせ)
・どのように進めていくのか?
目標・役割・フォローシステム・コミュニケーションなど
・メンバーの参画意識の向上
などを話し合います。
主催者が一方的に進めるのではなく、
参加者全員で話し合って
合意をとって進めましょう。
「なぜ、このプロジェクトが立ち上がったのか?」
という趣旨・意図(Why)は、
主催者/経営陣/リーダーから話すことは必須ですが
一方的な通達ではなく
対話で進めましょう。
全員の声、メンバーの誰かの声は、
チームのシステムの声です。
つまり、不安、懸念、期待は
「私たち」の声です。
言い方を変えると
ビリーフ(信念)です。
組織チームには、暗黙の前提/ルールがあります。
それが組織内に浸透しています。
例えば、暗黙のビリーフ(前提/ルール)として
「この会社の変革は本社の選ばれた人が
何日もかけて頭で考える(机上の空論)もの。
現場は、本社の発信(机上の空論)に、反論せず
必死で努力して応えなければならない」
もし、こんなビリーフ(信念/考え方/前提)が無意識下で
浸透していたとしたら。。。
新しいプロジェクトでは
新しいビリーフ(前提/ルール)を
参加者メンバーで全員で共創することが必須です。
人は信じていることを行動します。
その積み重ねで信じていることが
さらに強化されます。
メンバーが積極的に関われるように
心理的安全性をつくっていきましょう。
組織に属していない人も
家族やコミュニティというチームに属しています。
自分のチームがあるという考え方です。
個人として新たに
人生100年時代プロジェクトや
新社会人プロジェクトなど
色々と立ち上げることはできそうです。
新たなキックオフにチャレンジしてみましょう!