2021.09.20逆方向/リバースからの
自動車をバックするときは、
ギアを「R」に入れます。
「R」は何の略かご存知ですか?
バック/Backの「B」ではなく「R」。
「R」は、リバース/ Reverse の
略です。
リバース( Reverse)とは、反転する、逆方向に動く、
逆戻し、逆転再生という意味があります。
車はギアを逆回転することで後ろに下がるため、
逆回転という意味のReverseの「R」が
使われているそうです。
バック(Back)は、後退する、後ろに進むなどの
意味があります。
ところで、
「リバースメンタリング」という
言葉を聞いたことはありますか?
さち@生嶋は、最近、耳にしました。
ネットで調べると、
「リバースメンタリング」とは、
逆メンター制度ともいわれ、
上司や先輩社員がメンター=相談役になって
若手をサポートする通常のメンタリングに対し、
部下が上司に助言する逆方向(リバース)の
支援活動のしくみを指します。
チームリーダーや管理職などの
中堅・ベテラン社員が、
若い世代の気持ちを理解して適切かつ
柔軟な対応がとれるよう、
直属の部下ではない若手社員を
メンターに起用することで
上司としての成長を促します。
(コトバンクより引用)
サイトには、2012/10/5掲載と記載がありました。
約10年前にはあった人事労務用語なんですね。
不思議なものですね。
「リバースメタリング」という言葉を聞いた(知った)
同じ日に、別の人から、
もう一度、その言葉を耳にすることになるのです。
リバースメンタリングという言葉は
今回初めて耳にしましたが、
20年位前から、
「報告・連絡・相談(ほうれんそう)は、上から」と
言っていました。
昭和に入社した世代は、
ほうれんそうは、下(部下/新人)からと学びました。
そして、世代間のコミュニケーションギャップが
高まり、下/部下からのほうれんそうがない」
と嘆くリーダーや上の方々に
「今は、ほうれんそうは上からの時代ですよね」
とお伝えしています。
これも逆方向/リバースですね。
そして、コーチングを通して
双方向のコミュニケーション・関係性を
実現し、望む未来や成果につなげたいと
考えています。
理想的な双方向になるためには
まず、リバース/逆方向からはじめるのが
いいかもしれません。
特に、IT関係は年下の人が
年上の人に教えるということが有効でしょう。
人材教育でもメンター制度のように
今まで教えてもらう側から
教育側(提供側)になることで
成長するわけですから。
各自の得意なことで
立場をリバースすることで
可能性はひらくことでしょう。
車のリバース(バック)も
進むための一つの方法。
逆方向/リバースには、
もしかしたら、上位者の余計なプライドを捨て
フラットな学ぶ姿勢も必要かもしれません。
逆方向(リバース)からの双方向(インターラクティブ)へ。
対等なパートナーシップ(パートナー関係)に
つなげていきましょう。