

2025.11.20ICFコンバージ2025 in サンディエゴ 基調講演の共有

開会基調講演 (オープニングキーノート)
The Art of Communicating Across Difference/ 違い(異文化)を超えたコミュニケーション
Heather Hansen/ ヘザー・ハンセンでした。
今年は2回、英語でプレゼンする機会がありましたので、とても参考になりました。
英語に限らず、日本人のメンタルブロック解除に役立つかもしれません。
How we communicate shapes how we connect.
「私たちの伝え方が、つながり方を形づくる」
「どう伝えるかが、どうつながるかを決める」
英語を話す人約15億人の内、
ネイティブは約3.73億人、第2言語者(非ネイティブ) 約11億人。
つまり、英語を話す人全体のうち 約74~75% が母語ではない(非ネイティブ)わけです。
音声・言語バイアスと包括的コミュニケーション/Inclusive Communication
目的: 人が音声・話し方から瞬時に人物像を補完してしまう認知プロセス(システム1/システム2)と、
文化的固定観念(アクセント・言語・内集団/外集団識別)が
職場の信頼・評価・採用・昇進・イノベーション・インクルージョンに与える影響を理解し、
偏見の可視化・是正と実務への落とし込みを行う。
AI音声の5つから、どの中立の声が自分の好みか?を投票したのですが
会場にいた1300名の回答結果は、見事に5つにほぼ均等に投票されました。
若干の差はありますが、大差がないのです。 (写真下)

「それが好みなの!?」と
自分のバイアス/フィルター(メガネ)が働きます。
おもしろいことに、コーチングを学んでいる1300名です。
聴くプロの教育を受けている人たちなので
差異を聴き分ける力を持っています。
好み。favorite が見事に違っておもしろかったです。
これが採用、昇進、人事評価などに影響するのです。
【主なトピック】
・音声からの属性推測の心理メカニズムと、意思決定への影響(採用・評価・信頼判断等)。
・システム1/システム2(カーネマン)に基づく認知の説明と、判断時にシステム2を起動する介入設計。
・音声AIボイスの「中立性」の限界と、文化文脈への配慮を前提とした設計・選択肢の提示。
・言語バイアス(幼少期から形成されるアクセント評価)による職場の障壁と、
具体的対応(評価基準の明確化、クレジット付与、会議設計)。
・コミュニケーション適応(収束・分岐・維持)と、意味に収束し
アイデンティティを相手に定義させる実務スキル(話し手・聞き手双方)。
英語が母国語の人たちは、相手にわかるように話そう。
話し手として、私たちは理解されるために話す必要があります。
話し手としても聴き手としても、これを行う必要があります。
相手の訛りから自分のバイアスが発動して、偏見や差別するのではなく、
理解する包括的なコミュニケーションを取ろうというマインドセットでした。
話し方で判断するのではなく、人間を理解しようというマインドセット。
そして、母国語でない人たちには、堂々と自分の英語で話そうというマインドセットでした。
このマインドセットのおかけで、後の分科会では、英語が母国語の人がすごく聴く姿勢を
示してくれて安心して自分の意見を話すことができました。
一方で、英語をスムーズに話す母国語でない人(非ネイティブ)は
わかりやすい英語を話す努力は必要だという意見もありました。
ICFイベント名である「Converge /コンバージ」
合流する。集まってくるという意味があります。
プレゼンテーターのHeatherは、
Communication Accommodation Theory コミュニケーション適応理論を用いて
Converge 合流する(収束する)
Diverge 分岐する(離れる)
Maintain 維持する
今回は、コンバージ!
How we communicate shapes how we connect.
自分のフィルターに気づき、包括的なコミュニケーションをしていきましょう!