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2024.04.201on1面談とコーチングの違いは?

組織内での1on1面談とコーチングの違いは
何でしょうか?

1on1面談を導入している企業は
7割を超えているというデータがあります。

詳しい調査結果は、
【調査発表】1on1ミーティング導入の実態調査
(リクルートマネジメントソリューションズ 2022/04/25)

そして、コーチングを導入している日本の企業も
増えてはきましたが(世界では8割というデータもあり)
1on1面談に比べると少ないです。

さて、自分の考えを整理するために
ChatGPTとCopilotに質問してみました。

「組織内での1on1面談とコーチングの違いは
何でしょうか?」

ChatGPTとCopilotの答えが違っていて、
おもしろかったです。

1on1ミーティングとコーチングは
似て非なるマネジメント手法です。
(Copilot)

私は、似て非なるマネジメント手法とは
捉えていません。

一方、ChatGPTは
社内における1on1ミーティングと
コーチングの違いは、
目的とアプローチにあります。と。

確かに企業によって、
導入の目的は、それぞれかもしれません。

しかし、組織内において、
両者の目的は、仕事を通して、
「自己成長」と「組織の成長」
ではないでしょうか。

両者のそのベース(前提・環境)には
「パートナー関係(信頼関係)」を
築いていくことがあげられます。

日本では2012年、ヤフー株式会社が
1on1を導入したことがきっかけで
認知や導入が広がりました。

1on1面談の進め方は本やツールなどが出ていますので
今日は、現場感をお伝えしたいと考えます。

先週、私さっちー@生嶋も1on1面談を
チームメンバー7人に実施したところです。

プロコーチの私さっちー@生嶋は、
コーチングと1on1面談では、
何が違うのでしょうか?

一言で言うと、
純粋なコーチと1on1面談では
立ち位置が違います。

1on1面談の方がコーチングより
フィードバックや要望などが多いので、
聴き手(コーチ・面談者)の話す量が違います。

コーチングの時は、一般的に10割の内
コーチは、7-8割聴いて、2-3割話す。

1on1の時は、7割聴いて、3割は話す感じです。
最大6割聴いて、4割話す。

話すと言うよりパートナーとして意見を交わし、対話します。
場合によっては、5対5で対話することもあります。

 

【面談の役割/立ち位置】
役割には下記、3つの立場があります。

①上司
組織の中の役割を遂行するため、指示、アドバイス等、
伝えるといったコミュニケーションが多い。
方針や指示を出し、組織をリードしていく役割。

②コーチ
相手の目標達成、成長へ向けて、質問、傾聴、フィードバックといった
相手を主体とした関わり。立場がフラットで話す主体を相手に置く。

③パートナー
共通する「課題・質問」に向け、両者が自分の意見や問い、
フィードバックを伝えあう関わり。
相互の気づき、学びが生まれやすい関係。

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1on1面談では、②、③の役割(立ち位置)が重要です。
そして、メンターの役割も入ってくることでしょう。

ビジネスの現場で通常行われている面談は、
上司側や面談者が話す割合が、5割以上。
上司が7-9割程度、話している場合もあります。

よって、まず現場のリーダーは、
聴くことから始めるというトレーニングを実施します。
コーチ的な聴き方の実践にトライします。

コーチングできる人やコーチは
1on1面談は実施しやすいです。

そして、通常の面談(上司が概ね話す)を実施していた人にとっては
自分の話したい衝動を抑えて、
忍耐で相手の話を聴くことから始めてみましょう。

一度、純粋なコーチングを経験/体得すれば、
1on1面談はとてもやりやすくなることでしょう。

聴いてばっかりで良いのか?
と途中、疑問が起こるかもしれません。
(学びの途中で、この問いはよく起こります)

足し算より、引き算です。
いつものやり方を手放してみましょう。

聴いているつもりでも、話しているから(笑)

聴くことができたら、
対話の質が変わりますよ。
そして、関係性「パートナー関係(信頼関係)」も
良くなっていくことでしょう。

1on1面談の目的は、仕事を通して、
「自己成長」と「組織の成長」

そして、両者の幸せです。