2023.07.20本質 | 内省的探求をしよう!
基本にかえろう。
スポーツや音楽をはじめ
様々な分野で基本練習を続けていない
プロはいないでしょう。
コーチングに限らず
何かを体得しようとした時は
基本/本質に忠実です。
「守破離」の「守」を徹底します。
そして、月日が経つごとに
基本だと思って実行していることが
自分の経験・解釈で上書きされて
本来とは違うことを行なっている
ことがあります。
「守破離」の「離」は
オリジナリティですから、
それは目指すところではあります。
ただし、
「型破り/オリジナリティ」ではなく、
「型無し」になっていないかは
現在位置の確認が必要です。
基本が深く腑に落ちる時は
ある程度経験してからでしょうか。
あるいは、節目の時かもしれません。
今、自分自身が基本にかえることは
何でしょうか?
「Coach the Person, Not the Problem*」
「問題ではなく、人をコーチする」
– Marcia Reynolds/マーシャ・レイノルズ-
*今月の本のご案内で紹介している
「変革的コーチング」の原書タイトルです。
これは、私どもの提供するコーチング教育
「ホールシステムコーチング®︎」でも
常々、言っていることです。
「Coach the Person, Not the Problem」
内省的な探求をするとは?
難しいく考えがちですが
実はとてもシンプルです。
さて、プロコーチや組織内コーチに
限らず、日常でコーチング
(コーチング的なアプローチ)を使う場面は
たくさんあります。
特に職場のリーダーであれば、
なおさらあることでしょう。
以下、「変革的コーチング」からの
一部抜粋です。
コーチングに価値があるのは、
人が自分一人の力では考え方を
展開できないからです。
ジョン・デューイ(John Dewey,
1859年ー 1952年|アメリカの哲学者)は、
内省的探求は人を学びに向かわせるだけでなく、
固定概念や偏見にも光を当てると
言いました。
人から相談を受けたとき、
多くのリーダーは、コーチングするよりも
助言した方が手っ取り早いと考えます。
しかしそれ、時間の節約どころか無駄です。
人に助言しても、短期記憶にとどまるだけで、
効果は望めないのです。
デューイは、
最も賢い人たちこそ、内省には助けが
必要だと言いました。
頭のいい人は自己弁護が上手いのです。
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いかがでしょうか?
長期記憶にはとどまらず、
短期間で忘れるということです。
まずは、職場のリーダー・管理職の方は
対話から始めてみましょう。
そして、プロコーチ/組織内コーチは
自分自身のコーチングに
自分が投影していますので
内省的な探求をしていきましょう。
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『変革的コーチング』
5つの基本手法と3つの脳内習慣
著者:マーシャ・レイノルズ/ Marcia Reynolds
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2023/6/23)