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2021.03.19効果的なオンラインでのつながり

3月、年度末を迎えます。

新年度の入社式や研修設計、準備は、
昨年と比べていかがですか?

きっと昨年の経験を活かして
運営、準備されていることでしょう。

Withコロナから1年以上経過し
一年前と比べると、私たちの日常は、
オンラインでできるものが増えました。

入社式、リモートワーク、会議、面談、商談
研修、ワークショップ、イベント、
飲み会、ライブ、番組出演、コミュニティ活動など、

多岐にわたります。

オンラインは、
ニューノーマルの一つとして定着しています。

この一年、私たちは、
新たな経験を積み、学習しました。

昨年の今頃は、入社式や集合研修をどうするか?

担当者の方々は、試行錯誤して
オンラインへ移行されたことでしょう。

人事・教育部門の方々は、
例年の忙しい時期に、オンラインへの変更が加わり
ダブルで負荷がかかりました。

 

「オンラインで、本当にできるのか?」

という疑念と

「コロナ禍だから、オンラインでやるしかない」

「今、やれることをやる」

という判断・選択がありました。

 

今、研修・トレーニングでは、
オンラインとオフラインを組み合わせた
ハイブリッド型
または、ブレンディド型(同期と非同期)と
呼ばれるものもあります。

ブレンディド型は、
ICF(国際コーチング連盟:本部アメリカ)でも
数年前から、トレーニングの方法として
認められている学習方法です。

昨年の経験を活かして
さらに効果的にオンラインを活用するには
どうしたらいいのでしょうか?

「Zoomオンライン革命!」著者 田原 真人氏は

人と人がつながる方法には、

「同調による一体感」

「集合知による一体感」

があるとおっしゃっています。

————————————————————————
(下記、一部引用)

人と人がつながる方法には、2種類あると思っています。

同じことを一緒にやることで
一体感を感じるという方法と、

それぞれが率直に自分の考えを持ち寄り、
それらが合わさってより深い洞察(集合知)を得ることで、
その場のメンバーとの一体感を感じる方法です。

前者を「同調による一体感」
後者を「集合知による一体感」
と呼ぶことにします。

「同調による一体感」を生み出すためには
一緒に同じ体験をすることが必要です。

しかし身体的な同調が難しい
オンラインコミュニケーションで、
「同調による一体感」を得ることは、難しいです。

一方でそれは、その場の空気に飲み込まれにくい、
多様なままでいられるという特徴でもあります。

これは「集合知による一体感」を
生み出すということには有利です。

(引用終わり)
————————————————————————

これを踏まえてどうしたらいいのでしょうか?

学習する組織・チームと成長していくためにも
チームで対話することが望ましいでしょう。

まずは、昨年の振り返りをメンバーで行い
良かった点、改善点/伸び代を話し合う(フィードバック/検証)
⬇︎
今年はどうしたいのか? (ゴール設定の共有)
⬇︎
やってみて、振り返る(フィードバック/検証)

このサイクルを回していくことが
自立/自律し、学習する組織・チームには
重要だと考えます。

定期的な対話により、
このサイクルを回すことは
会社組織だけではなく、
様々なコミュニティ活動で有効です。

オフライン/リアルが得意な
「同調による一体感」と

オンラインが得意な
フラットな関係性でうまれる
「集合知による一体感」。

その両方をその場にいる全員で、
共創していくことができたら、

より深いつながりを感じながら、
可能性がひろがっていくだろうと期待します。

そして、オンライン・オフライン問わず、
両方に、必要なものは、

安心・安全の場、
フラットな関係性・場

づくりが必要だと感じます。

そして、対面研修とオンライン研修の
運営の違いは、既にお気づきのように、
講師(個人のパォーマンス)の運営から

担当一人、講師一人ががんばってやる
個人のパフォーマンスに頼る(任せる)のではなく
チーム運営に変わりました。

一緒に運営する。

ZoomやTeamsなどビデオ会議サービスを
利用したオンライン会議では
ホストやチャット、トラブル対応する人など
運営陣が必要です。

格段に、運営がスームズです。

オンラインもハイブリッド型、ブレンディド型も
チーム運営でなければ成り立ちません。

また、ビデオON(顔出し)は、必要、必要でない
など議論があります。

中には、オンラインだと、
講師が参加者の反応がわからない
講師は参加者の反応がないと話しづらいなど、

講師の都合で、ビデオON(顔出し)にしている、
受講者/参加者がビデオONにさせられているなど、
批判する内容も見聞きします。

はたしてそうなのでしょうか?

開催するオンライン会議/研修などの
目的に合う環境を選べばいいと考えます。
(イクストラクションデザイン)

参加する関係者に
事前のオリエンテーションを含め
協働でやっていきましょうと
セットアップすることも必要です。

私どもは、オンライン研修/ワークショップ、
チームコーチングは、顔出しで行います。

顔を見て、双方向にやりとりして
一体感を生み出しながら
チーム形成したいからです。

また、人数が多いウェビナーは
プレゼンテーター/講師が話すのを
参加者が聴くというスタイルになるので
顔は見えなくても問題ないでしょう。

質問は、チェットで
双方向にやりとりできます。

私どもでも、朝6:00からのオンライン会議は
通常は、カメラOFF(顔出しなし)で音声のみです。

顔の準備が間に合わない(笑)

目的によって、朝6:00のオンライン会議は
カメラONの顔出しになります。

ご参考までに。

さて、昨年の経験を活かして
さらに効果的にオンラインを活用するには
何から始めますか?