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2007.08.20鮮度を保つ

どんな新鮮な食材も時間とともに鮮度が悪くなり、ついには腐ってしまう。

リンゴを半分に切って、そのまま放っておくと、酸化して変色してしまう。
ラップをして、冷蔵庫に保存すると、ある程度の鮮度が保たれる。
食品は、鮮度・品質などで商品価値が決まる。
企業モラル・社会的責任が問われるこの時代に、消費者を裏切る不祥事が
世の中を騒がしている。

人も鮮度でその価値が左右されると言えるだろう。
いつまでも新鮮な人、おいしい人、すぐに腐ってしまう人、
輝きを失ってしまった人、煮ても焼いても食えない人。
せめて、生(素味)では無理でも、煮ても焼いても食える人でありたいものだ。

自分の鮮度・品質を保つために、自分にもラップをしてみてはどうか。
コーチングでは、「パーソナル・ファンデーション」といって、「自己基盤」を
強固なものにしていくプロセスがある。

耐震偽装の手抜き工事が相次いだが、自分の基礎工事に手抜き工事を
してしまったら大きな建物は建たない。
仮に建ったとしても、ひずみができて、バランスを崩してしまうだろう。
「自己基盤」を強固なものにする方法に、「境界線を引く」というのがある。
つまり、自分にラップを(境界線)して、周りに左右されず、自分を守る。

これ、最初は結構、勇気がいる。
ラップをする=ノーと言う
ラップをする=自己基準で行動する
ラップをする=安請け合いしないで断る など。

これを繰り返して、上級者になってくると、上手にノーと言えるようになる。
相手にもスムーズに受取ってもらえるようになる。
ラップは透明なので、相手には見えない。

あなたは、新鮮ですか?
あなたの鮮度は何%ですか?