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2016.04.06「初心忘るべからず」ですね。

4月、桜のシーズンを迎え、
新たな始まりの時ですね。

この時期になると、能の世阿弥の
「初心忘るべからず」という言葉が
心に浮かんできます。

一般的には、
「初めての志を忘れてはならない、
謙虚に襟を正す」というような意味で
使われていると思います。

私さち@生嶋もそうでした。

さまざまな解釈があるようですが、

阿弥にとっての「初心」とは、
新しい事態に直面した時の対処方法、
すなわち、試練を乗り越えていく考え方を意味している
とのことです。

つまり、「初心を忘れるな」とは、人生の試練の時に、
どうやってその試練を乗り越えていったのか、
という経験を忘れるなということなのです。
(the 能.COMより引用) 

昨日、宮城県の気仙沼の復興支援活動から
帰ってきました。

訪問回数を重ねるごとに、現場の民生委員さんや
コーディネーターさんとの関係性が深まり
私たちの特性を活かした活動を一緒にできる
ようになってきました。

単なるお手伝いさんから、共創できるパートナーに
少し進化できたように感じました。

今回、復興住宅を飛び込みで一軒、一軒ご訪問して
お話を聴かせていただくお手伝いをさせて
いただきました。

お伺いしたお宅が全て在宅で、お家に上げていただいて、
じっくりお話をお聞きすることができました。

明るく健康な生き方には、
ご本人の中にあるレジリエンス(回復力、困難から立ち直る力)が
大きく影響しているなと感じました。

レジリエンスは今までの生き方で決まっていますが、
脳の使い方で鍛錬することが可能です。

同じ環境下に置かれたときに、
どれだけ最善の選択ができるか。。。

言葉で言うのは簡単ですが、
幸いにも被災していないとしても、
頭では「こうした方がいい」とわかってはいるけど、
厳しい現実に無力感を感じ、
一歩踏み出せないということはありますよね。

現場でリーダーシップを発揮している方も
被災された方も被災していない方も
そして、私たちを含め、

それぞれの、さまざな人生のステージで、
未体験のことに遭遇し、
葛藤しながらも選択と決断をし、
腹決めをして、チャレンジして生きているんだなあと
しみじみ感じました。

「初心忘るべからず」

志と謙虚さという初心も
レジリエンス(回復力、立ち直り力、乗り越える力)という
初心も忘れずにいきたいですね。