

2026.02.20ミラノ・コルティナ2026に学ぶ。― 個は、Weの中で立ち上がる ―

2026年2月イタリアで開催された
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック。
(2026年2月6日 – 22日)
日本人選手の活躍やチーム力に勇気をもらっています。
とりわけ心を動かされたのは、フィギュアスケートのチームジャパンの姿です。
(これは私のバイアスです。他にも感動的なシーンはたくさんあります)
リンクサイドで声をかけ合い、抱き合い、涙を流す。
テレビ越しでも伝わる信頼関係と一体感のエネルギー。
見ているこちらまで元気になってきます。
まさに、ミラーニューロンの働きですね。
そこには「個人競技の集まり」を超えた、
チームジャパン “We(私たち)”が存在していました。
象徴的だったのは、
ショートプログラムで思うような演技ができなかった
“りくりゅう”ペア、三浦璃来選手と木原龍一選手の姿です。
ショートでのミスから一夜明けたフリー。
ミスで心が折れても、彼らは見事に立て直し、
金メダルを獲得しました。
「よーしっ。すごい、何とすごい。すごい、すごい、すごい、すごい、すごい」
(ペアの元選手でNHKで解説を務めた高橋成美さんの言葉)
二人のフリーに、感動で心が震えた人も多いことでしょう。
「一人で戦っていない」という感覚。
お互い(相手)のために滑る。
仲間のまなざし、チームの信頼、
その関係性の中で、再び前を向く力が立ち上がっていったのです。
個は単体ではなく、関係性の中にある
ビジネスの世界においても、
個人が自立・自律し、それぞれの専門性や能力を発揮することは重要です。
それは成果を生み出すための大前提です。
しかし私たちは、ともすると
「優秀な人材さえいれば成果は出る」という発想に
傾いてはいないでしょうか。
個は単体で存在するのではなく、
常に関係性の中で影響し合い、創り合っています。
個の力は、Weの中でこそ最大化される。
安心して挑戦できる場がある。
失敗しても支え合える関係性がある。
そのとき、人は本来の力を超えていきます。
レジリエンスも、Weの中で育つ
りくりゅうの復活劇(復活以上)が教えてくれたのは、
「回復力(レジリエンス)は、個人の内面だけで生まれるのではない」ということです。
折れそうになった心を支えたのは、
周囲の存在、信頼の場、
そして“共に戦っている”という感覚でした。
組織変革も同じではないでしょうか。
・個人の能力開発
・チームや組織の関係性の開発
この両輪を、同時に育てていくこと。
どちらか一方ではなく、
個とWeが循環する状態をつくること。
それが持続的な成果と成長を生み出します。
人が場を育て、場が人を育てる
今回の大会は、こんなことを私たちに示してくれました。
人が場を育てる。
そして、育った場が人を育てる。
信頼が挑戦を生み、
挑戦が信頼を深める。
この循環こそが、団結を生み、成果を生み、
そして個人の可能性を解き放ちます。
スポーツの舞台で起きていることは、
そのままビジネスの現場でも起きています。
あなたのチームは、
安心して挑戦できる「場」をつくっていますか?
あなたは、
誰かの挑戦を支える存在になれていますか?
個か、チームか。
その二択ではなく、
個とWe(私たち)が同時に育ち合う循環をどう共創するか。
それこそが、これからの組織に問われているテーマなのかもしれません。
(写真はChat GPTで作成)