2023.05.20人的資本経営×リスキリング
人的資本経営という言葉を
耳にする機会が多くなりました。
そして、リスキリング*の必要性と
注目度も高まっています。
リスキリングとは
「変化に対応するために
新しいスキルを習得すること」
さて、先日、WSCコーチングにご参加の
コーチ&コンサルタント
CREATRY, Inc (本社カリフォルニア)
代表 幸村 友美さんのご縁で
日本総研の研究員 宮下 太陽さんと
意見交換する機会がありました。
理想の組織を共創する
HRパートナーたちです。
海外ではリサーチ結果の
エビデンス(証拠/事実)をベースにした
コーチングが盛んです。
リサーチを積極的にやっています。
リサーチで日本は世界レベルには
まだ至っていません。
意見交換の中で、
宮下さんよりリサーチ結果について
「1 on 1をやっている人ほど
リスキリングをやっている」
「1on1でキャリアの話をしている人ほど
リスキリングをやっている」
「直属の上司以外と1on1をしている人の方が
リスキリングしている」
という話がありました。
いかがですか?
現場にいる人なら
この調査結果が肌感覚で
わかるのではないでしょうか!?
「ですよね」って感じで、
非常に納得です。
当然と言えば、当然の結果ではあります。
この事実/結果を知って、どうするか?が
エビデンスベースドコーチングになるわけです。
ICF(国際コーチング連盟/本部アメリカ)の
認定資格を申請するときに
コーチングの実績時間数が必要です。
組織内での直属の部下へのコーチングは
コーチングの実績時間には
カウントできないルール/要件となっています。
コーチはクライアントと対等、
フラットな関係性を築いて
コーチングを実施しているつもりでも
本来の組織の上下関係があり、
利害関係が生じるため
コーチングは100%機能するとは
言えないからです。
このことからも
直属の上司以外と1on1をしている人の方が
リスキリングしているという結果は
納得です。
キャリアやリスキリングを
考え創出する機会/環境を
提供することは大前提として
誰と話をするか
誰と対話するかも大事です。
そして、下記の調査結果からもわかるように
日本企業に勤める会社員対象者3000名のうち、
週の学習時間が0時間と答えた人は56.4%です。
そして、特に50代で大きく減少しているようです。
組織では、40代、50代の上長にあたる人たちが
部下・メンバーを育成する前に(または同時に)
自分自身が成長することが必要でしょう。
自分自身も含め、
日本の40代、50代がんばろう!
(以下引用)
【第6回】 人的資本経営概論 ~リスキリングに関する調査結果(前編)~
を通じて明らかになった日本企業に勤める会社員の
リスキリングの実態を紹介します。
対象者3,000名のうち、週の学習時間が0時間と答えた人は56.4%にのぼり、
半分以上の人が将来のための学習に全く取り組んでいない実態が
明らかになりました。
さらに年代別の学習時間の平均値は、
20代から50代にかけて減少していく傾向が確認できました。
特に、学習時間は50代で大きく減少しています。
*リスキリングとは
経済産業省の定義では
「新しい職業に就くために、あるいは、
今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、
必要なスキルを獲得する/させること」
詳しい調査結果は、下記の記事をご覧ください。
【出典】
日本総研 経営コラム【第6回】 人的資本経営概論 ~リスキリングに関する調査結果(前編)~