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2009.01.23言葉のチカラ
1月20日（火）正午（日本時間21日午前2時）、米国第44代大統領に
民主党のバラク・オバマ氏（47）が就任した。
過去最多の200万人の人々が首都ワシントンに集まった。
200万人とは、甲子園を満員にした40個分の人数らしい。これには、驚きである。
彼のスピーチ力・プレゼンテーションは、すばらしいと世界中で絶賛されている。
「私たち」「一緒に」という聴衆を巻き込んだ「私たちメッセージ」が随所にでてく
る。
そして、自らの境遇・体験を織り交ぜた共感と感動を生む体験談の活用など。
おまけに、声も良い。
日本では、「オバマ演説集」ＣＤ付き（朝日出版社）が約40万部売れている。
奥山も購入者の一人である。
この朝日出版社は、1991年11月に発売した女優宮沢りえさんの18歳当時の
ヌード写真集「サンタフェ」以来の大ヒットらしい。
私の英会話の先生Ｌさんによると、「オバマ氏は、話す力・表現力は、
世間で言われているように、とても感動を呼ぶずらしいものであるが、
実は彼は、聞く力もすごいのよ。」とのこと。
「へえ～そうなんだ。聞くチカラもすごいんだー。」と感心した。
「話すチカラ」がある人は、「聞くチカラ」もそれ以上にあるということなのか。
言いかえれば、「言葉のチカラ」をよく認識していて、それに細心の注意を
払っているということなのか。
先日、2009年度の行動計画一覧表を今年も作成した。
目標の欄には、具体的にイメージや数値を記述する。
例年は、現在形（○○している）で記載していたが、
今年は、過去形（○○した）で記載して、既に達成した表現にした。
この小さな違い、言葉の使い方が、大きな違いを生む可能性を高くするだろう。
脳は、現実とイメージを区別できない。
この特性をうまく使い、よりイメージできる目標設定をしてみよう。
具体的な行動は、肯定形で現在形で書くのが望ましい。
言葉のチカラを活用し、まずは自分自身に言葉・メッセージを届けることから
はじめてみよう。
それが、自らの行動・変容につながる。
私たちは、人に、他者にどのように伝えるかに意識が向きがちだが、
自分に効果的に言葉を届けられる人は、
他者にも効果的に言葉を届けられる人に違いない。
自分に、影響を与えることができる人が、
他者にも、影響を与えることができる。
言葉の使い方を少し変えてみよう。
言葉のチカラを活用しよう。