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2018.11.19人を育てる人必見!ICFジャパン「コーチング・コンバージ2018 in Japan」のご報告

「ICFジャパンコーチング・コンバージ2018 in Japan」
日時:2018年11月17日(土) 11:00〜17:00
今年のテーマは「コーチにとって大切なことは何か」

それぞれの立場(パネリスト、ベテランコーチ、
ビギナー、コーチでない人)の学び合いの場でした。

*コンバージ(Converge)とは、

・〔交差する場所に〕向かう、近づく
・〔さまざまな方向から一点に〕合流する、集中する、集まる

昨年2017年8月、アメリカ・ワシントンD.Cで
行われた国際コーチ・カンファレンスから名前が
CONVERGE:コンバージに変更になりました。

さち@生嶋は、パネルダイアログゲストとして
事前にICFJさんから「大きな問い」をいただき、
周りのコーチに質問(リサーチ)しました。

大きな問いは、自分の価値基準(優先順位)を
改めて、再定義してくれました。

さて、基調講演の中竹竜二氏は、
(日本ラグビー協会のコーチングディレクター、
元早稲田大学のラグビー部監督)

「コーチとして成長しつづけるために」

コーチとしての文脈の内容ですが、
リーダーやマネジメントにも役立つ内容ですので、
一部、ご紹介します。

「普段当たり前だと思っていることを問うことが大切」
「言葉」(それに応えること)は、自分の考えを「限定」する。

それが気づきとなる。と話されていました。

まさにその通りで、言葉にすることで
自分の考えが再定義できます。

教えるプロvs 学ぶプロ

コーチもリーダーも管理者も自分自身が
学び続けることが必要。

周りはリーダーの言葉ではなく
行動を見ている。

では、良いコーチ・リーダーの条件は、何か?

・自分をさらけ出している

・自分の言葉で話している

・学び続けている

・Comfortable zoneから抜ける
居心地の良い場所(安全領域・快適領域)から抜ける

・No pain, No coach など。

時代は、
「技術的課題」→「適応的課題」へ移行している。

「答えが明快な課題」から
「答えが見つけにくい課題(自分たちで考える課題)」へ。

現場で必要なのは、
Training(トレーニング)→Leaning(学ぶ)

自分たちで考えて、学ぶ。

Good vs  Great

GoodとGreatの違いは何か?

Good vs  Greatは、
国内 vs 国際

Goodは、オリンピックのコーチ
Greatは、メダルを取るコーチ

Greatなコーチ、監督は、
「勝利」を強調しすぎない。

なぜなら、「勝て」と言われたら
選手は、「はい」としか答えられない。

スポーツにおいて、「勝つ」のは
当たり前のこと。

当たり前のことを強調すると
選手にはプレッシャーでしかない。

これは、ビジネスの現場でも言えること。
営業マンに「売れ」と言うのと同じ。

では、Greatなコーチ、リーダーは
選手に何と言うのか?

「ベストを尽くせ」

中竹さんの信念は

「(自分への)ダメだしバンザイ!」
「ヒトは、成長すると信じている」

中竹さんが話された良いコーチの条件
“「Take the Edge」クライアントを崖に連れていく”

にインパクトを受けた人が多かったように感じます。

連れていくという言葉にはコーチが一方的にという
ニュアンスがあるように感じますが、

ICF認定コーチは、クライアントの同意が必要であり
コーチとしてチャレンジのリクエストや
ダイレクトコミュニケーションにあたるでしょう。

Edge(エッジ・崖っぷち)という言葉で思い出したのは、
2011年アメリカ・ラスベガスで開催された

ICFグローバル・カンファレンスのテーマ:

~We will be playing to the Edge!~
限界までやってみようよ!
エッジ(崖っぷち、ギリギリのところ)に遊ぼう!

 

私自身コーチとして、過去、現在、未来がつながった
刺激的かつ深い学びとなりました。

ご参加ありがとうございました!

そして、ICFJの理事、運営委員、ボランティアの皆さまの
チームワークに感謝です。