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2015.06.18難ってなんなん?

「難ってなんなん?」
超、関西弁の質問は、意味が通じていますか?
共通語にすると、
「難って何だろう?」
「難をどのように捉えているの?」
ということでしょうか。
一つ、下手な関西弁を覚えましたねー。(笑)
「筆談ホステス」さんのこと、ご存知でしょうか?

最近また話題ですね。

髄膜炎の後遺症で、1歳10カ月で聴力を完全に失い、
青森一の不良娘と呼ばれた彼女が編み出した筆談術で、
銀座NO.1ホステスにのぼりつめた自身の半生を
描いた著書で一躍有名になりました。(2009年)
「筆談ホステス」として知られた、斉藤 里恵氏(31)。
今年4月の東京都北区議選でトップ当選した斉藤 里恵氏が
5月26日、初めて区議会の臨時会に出席した様子は、
ニュースで取り上げれていましたね。
テレビでご覧になりましたか?
区議会は耳が不自由な斉藤区議の活動を助けるため、
全国で初めての試みで、聴覚障害者向けのシステム
音声・文字の同時翻訳ソフトを導入されました。
2009年に彼女の自伝「筆談ホステス」を購入しました。
今は、手元にありませんけど。
その中で、すごく感動した話を今も覚えています。
会社の経営に行き詰まり、
「銀座に来るもの最後だ」と思ってこられた社長さんに
メモに書かかれた言葉(筆談)。
「難が無いのは、無難な人生」
「難が有るのは、有り難い人生」
この視点の転換、すげーーーーーって感動しません?
そして、話題の映画「ビリギャル」
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて現役で
慶応大学に合格した実話。

塾講師との出会いで、
ゼッタイ無理に挑んだ一人の女子高生との二人三脚の物語。

名古屋の予備校での実話らしいですね。

塾に来た時の彼女の知識は、小4レベル。
聖徳太子を「セイトクタコ」と読み
東西南北もわからなかった。

夢は大きく第一志望は、チョー難関の慶応大学。

先日、宿泊先のホテルで朝、テレビをつけたら、
塾講師の平田氏の実在のモデルとなった名古屋の塾講師の方が
めざましテレビに出ていらっしゃいました。

ご覧になった方もいるかもしれませんね。
このネタ、プロジェクトコーチングの現場に早速つかいました(笑)

ビリギャルに学び!やる気にする言葉 2つのポイント

1.オープンポジションで聞く
  腕組み=クローズドポジションしない

2.リフレーミング(視点を変える言い方)
  0点⇒100点分伸びる余地がある

「0点を100点分伸びる余地がある」と言えるの

すげーーーーーって感動しませんか?
コーチの仕事は、クライアントの世界(世界観)を変えること、
新たな価値を共に生み出すこと。

そして、自分自身の問いかけのセルフコーチングにも有効です。

元筆談ホステスの斉藤氏から社長さんに渡されたメモ。
「難が無いのは、無難な人生」
「難が有るのは、有り難い人生」
この言葉をもらった社長は、大いに勇気づけられ、視点が変わり、
「また銀座にぜったいに来れるように1からやる」と
力強くお話になり、帰って行かれたそうです。
後に、この社長さん、銀座のお店にお越しになったらしいです。
コーチは、現状からではなく、未来、目標に向けてコーチングします。

現状からだと
「どうせ無理」「ゼッタイ無理」で諦めてしまう可能性が大です。

未来から、どうありたいのか(ビジョン・目標)から、今をつくっていく。
ビリギャルで言うとチョー難関の慶応大学合格から、今をつくっていく。

そして、このアプローチのカギは
相手を信じることかな。

相手を信じることは、
言い換えると、自分を信じること。

「難は、可能性、伸びる余地と言えるでしょう」
そして、お二人の生き方が相手の視点を変え、
人生を変える心に響く言葉となって現れたと感じます。
言動はその人自身を、私たちをあらわしていると言えるでしょう。