メルマガ バックナンバー MAIL MAGAZINE BACK NUMBERメルマガ バックナンバー MAIL MAGAZINE BACK NUMBER

2009.09.11出発!

2009/09/11よりビジネスネームで使っていた奥山幸子を卒業し、
本名の生嶋幸子でお仕事することにした。
 
奥山幸子卒業。
そして、生嶋幸子として新たな出発!
 
今月号のメルマガは、創刊3周年。
3年前の2006/09/11に創刊した。
 
現在、コーチングやNLPを主軸にした人材開発・育成、組織改革のお仕事を
しているが、そのルーツは、短大を卒業後、入社した自動車販売会社にある。
研修制度がすばらしく整っていて、そこで、社会人として基礎を徹底して
教えてもらった。
 
ホント、学生気分が抜けない生意気な新人だった生嶋の特性を見極め、
褒められて、しかられて、チャレンジして、認められて、チャンスを与えてもらい、
可能性を引き出してもらい、開発によって、大きく育ててもらった。
そして、仕事の意味、働く楽しさ、働きがい、やりがいに気づかせてもらった。
 
今から20年以上前のことだが、その職場には、コーチングとティーチングが
存在し、とても機能していた。
その当時、それがコーチングだとは、わからなかったが、
それから10年後、自分がコーチングを学び、それがコーチングだったと
後から理解できた。
 
この体験は、今も受け継がれている私の基礎、財産になっている。
自らの育ててもらった体験で、「人は成長する」ということを信じている。
あんなにイケてなかった生嶋を社会人にしてくれた会社、お客様、社会。
人との関わり、周りに育ててもらった実感がある。
 
よく聞かれることがある。
「最初(学生時代や入社時)から、モチベーションが高かったから、
 今のようにバリバリお仕事されているんですよね?」って。
 
「とんでもない!」
「社会勉強で1年だけ勤めようと思っていたんですよ。」
「でも研修制度やマニュアルがとてもよくて、教えてもらった通りにやると
 うまくいくし、職場の人たちが褒めてくれるので、働くのが楽しくなって。」
と答えている。
 
「言われたとおりにやれるのも能力だからね。」って返ってくる場合がある。
ティーチングとコーチング、どちらも大事。
 
素直に言われたとおり(マニュアル・基本通り・型を覚える)にやるには、
そのベースに信頼関係やコーチ的な本質的な関わりが不可欠である。
守破離の守をやるにも、やってみたいと思わせる動機が必要である。
 
2009/09/01~09/09まで、イタリア・ローマ・フィレンツェに行ってきた。
ルネッサンス発祥の地フィレンツェ。
ルネッサンスとは、「再生、復活」を意味する。
その特徴は、ギリシャ・ローマ時代の古典文化の復興、
科学への取り組み、人間性の尊重、個性の解放であったらしい。
 
アカデミア美術館のミケランジェロ作「ダビィデ像」は、今にも動きだしそうである。
そこには、計算された表現がある。
頭と手が体の比率に対して、かなり大きい。
頭は人間の思考を、手は行動を表現し、それを強調した作品になっている。
その計算された等身大とは違う寸法が、より作品の躍動感を生み出している。
常識ではない、型にはまらない、オリジナリティ、本物。
 
人生、折り返し地点のアラフォー。
オリジナリティ、守・破・離の離を実践していく時期が来た。
今まで以上に、周りに育てていただいた恩返し、貢献をしていきたい。
 
ウッフィツィ美術館にあるボッティチェッリ作
名画「ビィーナス誕生」は、「ビィーナス再生」とも言われている。
 
出発とは、誕生なのか、今までの統合、再生になるのか、
それはわからない。
 
わかっていることがある。
それは、50代、60代と、年を重ね、人生を振り返った時に、
「今この新たな出発が転換期・成長期だった」と言えるに違いないということ。
そう言えるその時が来るのが楽しみだ。
 
さあ、感謝とともに、出発しよう。