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2008.11.25何を学んだ?

2008年度コーチ大会のまとめを共有したいと考える。
今回、私は何を学んだのか?それをまとめてみよう。
 
学んだことは、大きく3つである。
 
1.「今ココを生きる」ということ
私たちが生きているのは、「今」というこの瞬間と「ココ」という場所、環境。
とてもシンプルなことなのに、それができないから不思議である。
常に、頭は今ココではなく、次のことを考えたり、過去を振り返ったりと
フルに動いている。
 
居そうでいないのが、今ココである。
今ココを生きないで、感じないで、何を得ようとしいるのか。
全くである。。。
 
今回の参加目的は、「今ココを生きる、感じることを楽しむ」であった。
その瞬間に居る、感じることは、体験の質(クオリティ)を変えると実感した。
 
3日目の基調講演のMatthier Ricardも言っている。
彼は、世界で一番幸せな人と呼ばれているフランス人の僧侶。
瞑想(メディテーション)が脳に与える影響を研究している人である。
 
心のクオリティを変えることに時間を費やす必要がある。
心のファイルターによって、経験が全く異なる。変わる。
 
幸せになるには、外の世界も向上する余地はあるが、
それと同時に、心の環境を変えていく必要がある。
つまり、体験の質(クオリティ)を変えていくことだと。
 
2.自律と共存
組織学者でもあるReter Sange.Ph.D.,「必要な革命」の基調講演から。
世界が、地域が、組織が、個人が、地球規模で物事を捉え、
全体最適を担っている。
共同依存である。各人がその責任を担っている。
 
シェルの調査結果-Features of long living company
寿命の長い強い会社の特徴
・自分たちが何者であるかを知っている
・忍耐強い。多様なものに多様に対応する
・財政に保守的である
・環境に敏感である。気を使っている
 
これは、組織だけでなく、人にもあてはまることである。
組織や個人の内なるシステムを顕在化させて、
それをより効果的にしていくのがコーチの仕事。
システムを機械的なものとして、扱ってはいけない。
会社も人間と同じ生き物である。
 
次の新しい時代に、進むべき時期がきている。
コーチあるいは、コーチングは、次の新しい時代の重要な役割を担っている。
 
初日のインド人 Vandana Shiva,ph.D.,の基調講演から。
機械的な見方から、自然、個人、コミュニテイの見方へ転換していく。
 
これから、人間として、再構成していくプロセスである。
人間として、もう一度やりかえる。
人間として地球の子供だということを思い出す。
人間の進化は、一つの地球村をつくること。
 
コーチは、ポテンシャルを現実化する仕事である。
 
3.幸せとは何か
ピータードラッガーは言っている。
利益は酸素のようなもの。
会社の利益は、酸素である。目的とは違う。
人々は、息をするために、生きているわけではない、と。
 
時として、本来の目的を見失い、息をすることが目的になってしまうことがある。
生きる目的や使命を明確にして、そして、それに正直に向かって生きることは、
究極の幸せである。
選択は、常に自分にある。
 
ヒマラヤの頂上で、「私って幸せ~」って一人でさけんでも、それはむなしい。
かなりむなしすぎる。。。
そこに、共存する人たちがいるからこそ、関係性の中で、幸せは際立つ。
周りに影響されない内的バランス、個人として自律していることが前提である。
 
今、起こっていることは、全て人生のネタである。いかに笑いに変えるか。
今、ココを感じ、体験の質を変えていくことは、幸せにつながると確信する。
 
今回の参加を通して、
私は、人間として、再構築・再統合していくプロセスにあったと感じた。
物事はとてもシンプルである。この体験に、心から感謝する。
 
あなたは、最近、何を学んだ?