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2008.10.21いい顔している?

先日、北千住のマルイにあるシアター1010で市川右近さん主演の芝居
「森の石松」を見に行った。
 
清水次郎長の子分・石松が孤児の子供に向かて、
「お前、いい顔してるなあ。」と声をかける場面がある。
 
石松が弟分のように可愛がっている都鳥三兄弟の末弟・梅吉が兄貴のばくちの
借金返済のために兄貴たちに命令されて、ある親分に兄貴が病気だと嘘をついて
見舞金をもらうとするが、断られてしまう。
 
しかし、その親分が梅吉に向かって、「あんた、いい顔してるなあ。」
「あんたに五両やる。」と、梅吉に五両を手渡す場面がある。
 
その昔、石松自身も清水次郎長親分に、
「お前、いい顔してるなあ。」と拾われた経験がある。
 
顔は、その人自身を表している。
顔は、正直である。
顔は、ウソをつかない。
 
あなたは、「いい顔」している?
決して、美人とか男前という基準ではなく。
 
経営陣は、会社を「いい会社」にしたいと願う。
そこにいる社員もまた、属する会社を「いい会社」にしたいと願っている。
 
「いい会社」は「いい顔の社員」からつくられる。
強い組織は、強い個人からつくられる。
誇れる会社は、自分を誇れる自己肯定感のある社員からつくられる。
 
まず、自らが「いい顔」になること。
自分に自己肯定感をもつこと。
言いかえると、自分にOKだすことかもしれない。
 
自らの使命、「命を何に使うのか?」がわかっている人、
それを体現している人は、「いい顔」をしている。
いいお金の使い方をしている。
 
いい顔は、いい家庭・学校、そして、いい地域・社会をつくる。
いい顔は、いい会社・組織を、そして、いい社会・世界をつくる。
 
まずは、自分自身の「いい顔」から。
私の「いい顔」から。
 
あなたは、「いい顔」している?