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2015.03.201250年続く秘訣は?

今年も3月1日(水)〜14日(土)まで奈良の東大寺に月堂で
お水取り(修二会 しゅにえ)が行われました。

お水取りは、天平勝宝4(752)年にはじまり、
毎年執り行われ、1250回を超える歴史があります。
(2001年が1250回目、2015年で1264回目)


奈良時代から途絶えることなく、実行されてきた
行事です。
東大寺のWEBサイトによると
もとは旧暦の2月1日から行われていましたので、
二月に修する法会という意味をこめて「修二会」と呼ばれるようになりました。
また二月堂の名もこのことに由来している、とのことです。
修行僧の方々は特別だとしても1250年続けているといのうが
本当にすごいですよね。
日本人はDNA的に、継続性があるということでしょうか!?
お水取りを会社組織にあてはめると、どうなるのでしょうか?
決めたけど、実行できない
または、役割分担したけど、実行していない
ということがありますよね。
会社でなくても、個人においても、あてはまることだと
思います。
何があれば、継続できるのか?
素人の私が東大寺のお水取りを比喩に使って申し訳ないのですが、、、。
行法として厳格に取り決められていたから?
果たしてそれだけなんでしょうか・・・。
さて、あなたは、今、どんなこたえが浮かんでいますか?
あくまでも推測ですよね。
私もこたえはわかりません。
使命、しくみ、チーム力、個人の能力、伝承・歴史、環境、など色々と思い浮かびます。
私どもは企業さまでプロジェクトコーチングを実施しています。
プロジェクトは、経営計画実行、しくみづくり、新規企画、イベントなど様々です。
そのときに、問いをたて、メンバーと私たちのこたえを探求していきます。
問いの一例です。
プロジェクトの目的は?
私たちのビジョンは?
成果目標(having)は?
行動目標(doing)は?
あり方目標(being)は?
効果測定できるように、具体化していきます。
上記の問いに、お水取りをあてはめるとどうなるのでしょうか?

752年にはじまったお水取り(修二会)。

12月16日(良弁僧正の命日)の朝、翌年の修二会を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)と
呼ばれる11名の僧侶が発表されるそうです。
2月20日より別火(べっか)と呼ばれる前行が始まり、3月1日からの本行に備えます。
メンバーが選抜され、準備期間があるんですね。
1250年以上も続いてきたお水取りは、間違いなく今後も継承されていくことでしょう。
そして、1250回にも1回目、2回目、3回目、4回目、5回目・・・があったはずです。
ぜひ、ご自身なりのこたえを探求してみてください。
チームメンバーと話す題材にしてもいいかもしれません。
遊び心で色々と考えてみるというプロセスこそがコーチングですよね。